糖尿病

高齢者(65歳以上)の糖尿病の特徴


60歳を超えると6人に1人が糖尿病という驚くべき数字です。加齢と伴に糖尿病の合併症の頻度が高くなり動脈硬化の病気も出てくるため、いくつもの病気に悩む人が増えます。
高齢者の糖尿病の特徴を挙げてみました。

 *  多病の人が増える
 *  自覚症状が出にくく、異常があっても年のせいにしてしまう事が多い
 *  あきらめや家族への遠慮があり、治療への意欲が少ない
 *  それまでの生活習慣を、なかなか変えられない
 *  インスリン分泌と抹消組織での効き方の両方が加齢と伴に低下し、血糖値が高くなる
 *  腎機能が低下し尿糖が血糖値の割りに少ないまたは薬剤の蓄積が起こりやすい
 *  網膜症や神経障害など、合併症が多くなる
 *  動脈硬化症が、加速度的に進展しやすい

以上をふまえ、それなりに工夫した治療が必要になります。

食事療法の注意点


高齢になって糖尿病と診断された人にとっては、長年の食生活を変え、すぐに食事療法を実行するのは難しいものです。

 *  食品交換表が使いこなせない
 *  残すのがもったいないから、つい食べる
 *  少量の食事に慣れている人は、カロリー不足や栄養が偏りがちになる
 *  調理は若い人(嫁)がするので、思うような献立が作りにくい
 *  嗜好品や食生活を変えにくい

これらを変えて解決するには、家族の協力も大事になります。
おかずの品数は変えず、量を少なくしたり、塩分や醤油の使用を控えたり、だし汁をうまく利用するなどしてみたらどうでしょう。

運動療法の注意

高齢になると、運動が必ずしもプラスになるとは限りません。
高齢者では、心肺の機能や膝関節などに何らかの問題を抱えている人が少なくありません。

そこで、例えばウォーキングをする時も、最初はゆっくり5〜10分歩く程度からはじめて、少しずつ時間を長くしてみてはいかがでしょうか。また、坂道や段差が少なく、交通量も少ないコースを選びましょう。糖尿病合併症などで体調がすぐれない方は、運動する時、できるだけご夫婦やご家族、あるいはお友達と一緒に行うことをお薦めします。急な体調変化や、怪我をしてしまった時頼りにできますし、会話をしながらの運動なら楽しく続けられます。

もちろん、運動療法を始める前には主治医に相談して、合併症はあるのか、どのような運動をどの程度すればよいのかといったことを確認してから始めましょう。

 ◆糖尿病関連参考サイト◆
糖尿病ネットワーク(http://www.dm-net.co.jp/)